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IPO2018年11月22日

☆新規上場紹介 テクノスデータサイエンス・エンジニアリング 12月18日 マザーズ AIビジネスを展開

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テクノスデータサイエンス・エンジニアリング(7046)が12月18日、マザーズに新規上場(IPO)する。

ビッグデータ・AI(人工知能)を活用したソリューションの提供、およびAI製品の提供を行っている。ERPソフトの導入支援などを行うテクノスジャパン(3666)の100%子会社として2013年に設立された。同年に早稲田大学とビッグデータ活用研究で産学連携を開始。14年に早稲田大学、クラシエ社との共同研究「クラシエ社のヘアケア・スキンケア商品関連データ」について解析を実施した。15年には統計アルゴリズムを活用した独自のAI製品「scorobo」の販売を開始。16年にはフィスコ社とフィンテック分野で業務提携を結び、AI製品「scorobo for Fintech」による銘柄選択レポート、経済指標予測AIの提供を開始するなど実績を積んできた。

17年にはNTTデータ、あいおいニッセイ同和損害保険が資本参加し、AIビジネス拡大に向けて両社と業務提携。同年には、東京電力パワーグリッド社とディープラーニング(深層学習)技術を活用した架空送電線診断システムの共同開発を開始した。

現在の事業内容は、ビッグデータ・AIソリューションサービスのほか、AI製品「scorobo」シリーズや他社のAI製品などの販売、またAIモジュールを顧客企業に提供し、使用料や運用保守料を受け取るストック型サービスを行っている。

同社がビッグデータ・AI市場でビジネスを進めるにあたっての強みはまず多彩な人材。大量のデータを分析し、そこからビジネス的価値を生み出す役割を担う専門職種をデータサイエンティストと呼ぶが、同社には素粒子・宇宙物理・航空工学など専門的に科学教育を受け、先進国の研究所で解析技術・知識を得た多彩なデータサイエンティストや、さまざまな業界・業務に関する知識とビッグデータ活用技術を保有するエンジニアが在籍している。また、さまざま業界、業種で経験した解析技術のライブラリー、協業ネットワークも特徴。

概 要
事業内容ビッグデータ・人工知能(AI)を活用したソリューション提供およびAI製品(AIモジュールを含む)の提供
本社東京都新宿区西新宿3―20―2
代表者城谷直彦
設立2013年10月
上場前資本金5億5,350万円
発行済株式数2,200,000株(上場時)
筆頭株主テクノスジャパン(上場前43.33%)
公募株式数190,000株
売出株式数346,000株(このほかオーバーアロットメントで80,000株)
初値6,350円(98.4%高)
公開価格3,200円(12月10日)
ブックビル仮条件2,900円~3,200円(11月29日)
ブックビル期間12月3~7日
引受証券いちよし(主幹事)、大和、みずほ、SBI、極東、マネックス、エース
 
業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2017/3818百万円110百万円52.53円12.5円
2018/31,018百万円103百万円44.55円2.5円
2019/3(予想)1,351百万円160百万円54.95円未定円

[本紙11月26日付2面]

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