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コラム2019年1月11日

☆竹中三佳の株Catch one’s eye Part.259 KDDIのヘルスケア事業

ご多分に漏れず実家で暴飲暴食をしてしまった年末年始。上京した私を待ち構えていたのは、自治体からの通知で年末に実施したKDDI(9433)のセルフ健康チェックサービス「スマホdeドック」の結果でした。

私の実施した「生化学14項目血液検査サービス」は、自宅に送られてきた専用の検査キットを用いて微量の血液を採取し、専用検査センターに郵送すると、約一週間後にWEB上のマイページから、糖尿病の指標などを含む14の検査項目結果を確認できるというサービス。

最近時間的な制約から健康診断を受診できておらず、喜んで利用したのですが、表示された「高度異常値が確認されました」の文字に絶句。総合コメントとして「脂質代謝」「糖代謝」が異常値でした。と書かれていました。初めてひっかかった「脂質代謝」。詳細を確認すると「総コレステロール」が高度異常値をたたき出していました。軽くパニックに陥りながら読み進めていくと、「専門家に相談する(30日間限定/無料)」というリンクを発見。すぐに自分の年齢や生活習慣を細かく書きこみ、今後何に注意すれば良いのかなど尋ねてみました。すると5分もしないうちに医師の方から「まずは、糖分を控える食事や、運動などを心がけ、3カ月後ぐらいに再検査してください」とのアドバイスが届き一安心。とともに、今後の生活習慣の改善と定期的な健康診断の受診を心に決めました。

忙しい現代人にとって有難い今回の「スマホdeドック」。今後ますますのITと医療を組み合わせたヘルステック、ヘルスサービスの拡充、および官民との提携の拡大により、KDDIの掲げる「通信とライフデザインの融合」は推進して行くのか、課題とされる健康寿命の延伸への貢献とともに、注目しています。

【編集記者のコメント】
かねて生活習慣改善や特定保健指導にかかわる取り組みを進めてきたKDDIは、昨年3月にヘルスケア事業に本格参入を果たしました。通信サービス以外のライフデザイン事業の強化で事業領域の拡大を図る新たな成長戦略を掲げています。目指すは通信とライフデザインの融合による「au経済圏」の確立。ヘルスケアをはじめ、エネルギービジネス、決済事業などのライフデザイン事業の拡大による効果は既に業績にも表れており、今後のさらなる成長が期待されます。

竹中三佳さんのプロフィール
タレント、リポーター、モデル。ホリプロアナウンス室所属。明るく誠実でファッショナブルなキャラクターでTVやラジオ、CMなどで活躍。

[本紙1月15日付14面]

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