この冬、最大限の注意を払い続けた私は、風邪、インフルエンザともに罹患(りかん)することなく、元気に3月を迎えることができました。ところが、ここ最近の朝晩の寒暖差によって風邪をひく友人が急増。もう買わなくても良いか、と思っていたマスクを追加購入することにしました。

ドラッグストアでマスクを探していると、風邪対策コーナーに大幸薬品(4574)の『クレベリン』が積んであるのを発見。酸化塩素分子のチカラでウイルス、菌を除去するという衛生管理製品ブランドで、CMで見て以来ずっと気になっていたのですが、どうもパッケージデザインが気に入らず、これまで購入には至っていませんでした。ところが昨年9月、製品デザインが、世界的デザイナーを有するデザインオフィスによって全面刷新されたそうで、その白を基調としたシンプルなパッケージに、これなら部屋にも置けるかな、と置き型タイプを購入してみました。

置いておくだけでウイルス・細菌除去はもちろん、カビの育成の抑制、トイレや生ゴミなどの不快なニオイの消臭まで出来るとなると、なるほど子供のいる友人宅で必ずと言って良いほど見かける訳だと、納得しました。

衛生管理製品市場はウイルス感染や除菌に対する意識の高まりを背景に、3年連続で拡大。2017年の店頭販売金額は前年比14%増の成長を遂げる中で、『クレベリン』シリーズは前年比15%増と市場を上回る成長を記録しました。さらに置き型タイプは国内シェアの約8割を占めるなど、既に市場をけん引していると言っても過言ではない現状においてなお、さらなる市場拡大を狙い、イノベーションをはかる大幸薬品の企業姿勢に注目しています。


[本紙3月4日付16面]