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IPO2019年4月3日

☆新規上場紹介 グッドスピード 4月25日マザーズ SUV中心の中古車販売

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グッドスピード(7676)が4月25日、マザーズに新規上場する。

SUV(スポーツ多目的車)・4WD(四輪駆動車)に特化した中古車販売やその付帯事業を東海エリアで展開している。

顧客のライフスタイルに合った車を提供することを目的に、取り扱い車種を絞ることで専門性の高い店舗作りと人材教育を進めている。創業以来、SUV・4WD専門中古車販売店、輸入中古車販売店として蓄積してきたブランドイメージを武器に、高年式(登録から5年以内)かつ低走行(5万キロメートル以下)車両を中心とし、絞り込んだ車種に特化した専門店展開を進めている。出店は東海エリア内におけるドミナント方式(特定地域への集中出店)。2019年2月末で、MEGA専門店2店舗、国産車専門店11店舗、輸入車専門店4店舗、買取専門店1店舗の合計18店舗を東海4県で展開している。

集客はインターネットや新聞折込チラシなどの媒体を積極的に活用するほか、テレビCM、ラジオCMや看板による広告を活用することで商圏エリアを広げる取り組みも行っている。

シェアを拡大するにあたって重視している指標は小売販売台数。19年2月に「MEGA大垣店」、19年9月期中にMEGA専門店を1店舗新規出店する。また、CRM(顧客管理)システムの活用とコールセンターの体制強化を通じた既納顧客への営業強化によってリピーターを拡大。さらに、自社サイトの改善や他社専門サイトの活用による集客拡大で、19年9月期の小売販売台数は8,984台(前期比20.7%増)を計画している。これ以外に、オートオークション、業者販売の販売台数は5,548台(同7.2%増)を計画している。

付帯サービスの整備・鈑金はメーカー・車種を問わずに対応可能な体制を構築。整備工場はほとんどの車両整備店に併設している。加えて、車検専門店を1店舗、鈑金及び塗装を専門に扱うBP(ボディー&ペインティング)センターを2店舗展開している。このほかに、保険代理店、レンタカーの付帯サービスを行っている。

19年9月期は、売上高256億4,000万円(前期比12.7%増)、営業利益3億2,000万円(同59.6%増)の予想。

全国には約3万店舗の中古車販売店があると言われているが、業界大手でも年間販売台数におけるシェアは5%程度。今後、大手販売店への集客が進むと予想されており、同社がそのシェアに入り込む余地は大きいと考えている。

中期目標として「SUV販売台数日本一」をスローガンに掲げ、中古車販売店の積極展開とともに、販売チャンネル拡大のため新しいジャンルの専門特化型店舗を展開していく。また、マイカーリースの販売を本格的に展開し、中古車販売の拡大と同時に、リース契約期間終了後の高年式・低走行の良質な仕入ができる機会の増加につなげる。カーライフサポートの拡充、来客数の増加も図っていく。

概 要
事業内容SUVを中心とした自動車販売及びその付帯業務(買取、整備および鈑金、保険代理店、レンタカー事業)
本社名古屋市東区泉2―28―23
代表者加藤久統代表取締役社長
設立2003年2月
上場前資本金3,000万円
発行済株式数145万株(上場時)
筆頭株主加藤久統(上場前47.45%)
公募株式数55万株
売出株式数8万2,500株(オーバーアロットメントによる売出)
ブックビル仮条件1,210円~1,400円(4月5日)
ブックビル期間4月9~15日
公開価格4月16日に決定
引受証券東海東京(主幹事)、大和、SBI、エース、安藤、丸三、岩井コスモ
初値
 
業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2017/920,253百万円93百万円85.43円50円
2018/922,751百万円149百万円101.42円10円
2019/9(予想)25,640百万円220百万円110.42円10円

[本紙4月4日付2面]

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