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IPO2023年7月3日

IPO社長会見 ノバレーゼ ブライダルのあらゆるニーズにワンストップで

ノバレーゼ(9160)が6月30日、スタンダードに新規上場した。ブライダルやレストラン事業を手掛けていたが成長は頭打ち。独立系投資会社ポラリス・キャピタルグループの傘下に入り、2016年に旧東証1部上場廃止。不採算店舗の整理や新規出店の加速で業績が回復し、今12月期は最高益を計画している。初値は公開価格を1.6%下回る590円。上場当日の会見で、荻野洋基代表取締役社長=写真=が語った内容のポイントは次の通り。

昨年にV字回復……ゲストハウスを中心にドレスショップ、レストランを展開し、ブライダルにおけるあらゆるニーズにワンストップで対応できる。コロナ禍で厳しい状況が続いたが昨年V字回復した。新規受注、施行はコロナ禍前の水準以上に進捗し、足元の数字は良い状況。1組当たりのゲスト数はまだ戻っていないが、今期の下期から来年にかけて順調に入っている。

地方都市出店と内製化で高収益……同業他社と比較した場合、優位性として高い収益性がある。ワンバンケット、ワンチャペルで完全貸し切りの建物を地方都市に作っている。地方都市は競合が少なく、地代、家賃などのコストも抑えられ投資効率がいい。1店舗当たり8億円の投資で5年で投資が回収できる。もう一つ婚礼の周辺サービスのドレス、写真・映像、花、引き出物を内製化をしており、マージンを多く得られる。競合は外注が多い。

コロナ後も順調に推移……第1四半期(1~3月)は閑散期で赤字だが第2四半期以降は毎年黒字になっており、安心してほしい。コロナで延期した(挙式が戻る)特需はあったが、それが落ち着いて好調なところとそうでないところに二極化したと思っている。足元のお客さまはコロナ後のお客さまで、当社はコロナ後でも順調に推移している。

M&Aを積極的に展開……ブライダル市場は1.4兆円といわれているが、当社のシェアは1%程度。まだまだシェアを伸ばしていけると考えている。市場の縮小以上に二極化のスピードは進んでいくと思っており、M&Aを積極的に行って成長したい。新規出店を年間3店舗程度、売り上げを1店舗当たり5億円を見込んでいる。対象都市は78都市あり十分出店余地があり、100万人以上の都市でも勝てる見込みがあれば出店していきたい。マーケットサイズによっては1都市あたり2~3店舗違ったデザインの店舗も出せる。自前で作るものプラスM&Aという形。

商品の外販にも注力……また、内製化した商品を同業他社に外販する。今までほとんど力を入れていないので今後営業していく。海外にも結婚式場を展開したい。今は結婚式が終わったらお客さまとの関係も終わっているので、その後のつながりも持つようにしたい。EC(電子商取引)サイトでは(結婚式後も)客とのつながりがあるので、もっとチャレンジしていきたい。株主還元は今期、来期と結果を出し、25年から配当を還元できるようにしたい。(HS)

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