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IPO2026年4月10日

【速報版】IPO社長会見 ヒトトヒトHD 「人材と言えばヒトトヒトだよね」と言われる会社に

ヒトトヒトホールディングス(549A)が7日、スタンダードに新規上場した。スポーツイベントの運営支援やビルの清掃などを手掛ける。初値は公開価格を1.8%下回る422円。公開当日の記者会見で、松本哲裕代表取締役社長兼グループCEO=写真=が語った内容のポイントは次の通り。

1万2,000人の人材プール

日本総業の社名で1974年に創業し、50年にわたり野球場の管理運営を中心としたスポーツイベント、近年は商業施設などのビルマネジメント、移動通信体の販売スタッフなどの人材サポートと3つを大きな事業領域として展開している。子会社は5社あり、従業員は連結で400人弱だが、アルバイトスタッフは1万2,000人以上有している。大きな特色は1万2,000人の人材プールで、われわれは人材インフラ提供企業と銘打っており、人材をしっかり配置できる。例えばプロ野球はホームゲーム、ビジターゲームがあり、冬はシーズンオフ、繁閑で需要が異なる。これに対応できるのは稀有(けう)なこと。ビルマネジメントでも、商業施設の多数の来館者が事故なく安全に過ごしてもらうために、しっかりしたオペレーションが必要で、顧客の急な要請にも対応できる。人材サポート事業も、人材ストックを横展開して領域が広がった。当面は3領域をしっかり伸ばすが、人材を必要としている領域は他にもあるので、まだまだ広がるとみている。

3つの強みと4つの特徴

強みは3つあり、1つ目は採用力。スポーツイベントに就業したい人に魅力的な職場を提供、マッチングしており、人材不足といわれる中、現場の魅力に基づいて、しっかり人が集まっている。2つ目は人材のプール化により1万2,000人の動員力があること。3つ目がコア人材の蓄積による機動力。コア人材はわれわれの会社が生業(なりわい)になっている人で、4年間で1.3倍、2,800人になった。特徴は4つ。われわれの事業の特異性から(他社との)リプレイスがあまりできず、顧客から長きにわたってご愛顧いただいている。リピートは97%を占め、実質的にストック化している。コロナ禍でも赤字になることなく乗り切った。景気耐性はある程度持っている。また、長年のノウハウに裏打ちされたオペレーションで価格競争を回避し、しっかりとした粗利確保が実現できている。さらに学生が多く働いており、一人当たりの採用コストは相対的に低廉。3つの強み、4つの特徴を掛け合わせている。

AI活用のプロダクトも

成長戦略はまず、既存取引先との関係深化。引き合いは強く、数年先まで受注残が積み上がっている。次に新規取引先の獲得。グループ一丸となって新規領域の拡大も進めている。最後に、M&Aを活用したインオーガニックな成長。プラスアルファとして、AI活用による生産性向上。昨年、2つのAIプロダクトをローンチして、研究を続けている。1つは「Haito」というインシデント予測プロダクト。もう一つはOJTとAI学習を合わせた人材育成プロダクトの「HITO-KaiKA」。就業時間中に世の中が求める人材になってもらいたいと導入している。

圧倒的な人材で顧客のニーズに応える

上場の一番大きな目標は社員にもっとモチベーションをもって、胸を張って仕事をしてもらうこと。副次的になるが、少子高齢化、人口減少の波が避けられない中、上場でもっといろいろな人に会社を知ってもらい、当社に来てもらいたいという思いもあった。圧倒的な人材で、ありとあらゆる顧客のニーズに応えていくということで、コンプス(同業他社)やセクターを飛び越えて、「人材と言えばヒトトヒトだよね」と言われる会社にしていきたい。(HS)

※速報版は最終的な校了前の紙面記事です。今後、修正等が入る場合があります。

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