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IPO2026年11月6日

【速報版】IPO社長会見 AllganizeHD 生成AI企業にとり日本はチャンス

AllganizeHD(656A)が11月4日、グロースに新規上場した。独自技術による企業向けのAIソリューションと運用に関するコンサルティングを日、米、韓で展開している。初値は公開価格を7.2%上回る1,351円。上場当日の記者会見で、イ・チャンス代表取締役=写真=が語った内容のポイントは次の通り。

日、米、韓で事業展開

AIによって全てのビジネスのワークフローを自動化・最適化するというミッションを持っている。ホールディングスが日本にあり、その下に日、米、韓に事業子会社がある。売り上げ比率は日本55%、韓国41%、米国4%となっている。

日本でのシェアは1位

メインの商品は2つあり、「Alli LLM App Market」は、対話しながらAIで業務を自動化するソリューション。商品の中にすぐ使えるAIエージェントが100個以上あり、ノーコードで各産業、各企業にカスタマイズされたエージェントを作ることも可能。昨年6月、デロイトトーマツミック経済研究所から、ローコード・ノーコード生成AIプラットフォームで日本でのシェア1位と発表された。「Alli Coworker」は今年4月にローンチし、各業務に特化したカスタマイズされているアプリケーションを作りこみ、自動化するソリューション。バイブコーディング(AIに自然言語で指示して、アプリを開発する手法)を、エンタープライズ環境での運用に特化した商品。

強みは同時提供

それぞれSaaSとオンプレミスを同時提供していることが強みで、売り上げの割合はSaaS61%、オンプレ39%。機密性の高い情報を扱っている顧客、政府機関や金融機関はオンプレ、日本や韓国の政府でも使っている。SaaSの顧客が扱う情報の機密性はそこまで高くない。一番最初に使いたいという顧客はだいたいSaaSになる。競合他社はSaaSの専業だと、機密性の高い情報を持つエンタープライズ企業からオンプレの依頼がいても対応できない。また、SaaS専業の標準化したプラットフォームでは、顧客ごとのカスタマイズがかなり難しくなっている。オンプレ専業はプラットフォームを持っておらず、新規の顧客が来るとゼロから作らないとならない。弊社は「LLM App Market」「Coworker」というきちんとしたプラットフォームを持っており、カスタマイズ作業もできる。弊社は最初からグローバル展開しており、韓国はオンプレの売り上げが9割、日本はSaaSが8割ということもあり、SaaSとオンプレを一つのソースコードで管理することができる。これが一番の差別点になっている。

売り上げ上昇が直接利益上昇に

成長戦略はかなりシンプル。ARPA(1社当たりの売り上げ単価)と(契約)社数を拡大させる。単価上昇にかなり力を入れており、6月末のARPAは前年同月比38.8%増、社数も14%成長となっている。ARPAを高めるにはクロスセル推進などのサービス戦略、社数を増やす戦略は販売推進戦略と地域戦略が柱となっている。新商品の「Coworker」によるクロスセルがうまく効いており、これからも新商品によるARPA上昇が期待される。弊社内部でもものすごくAIを活用しており、組織もAIネイティブ中心に変えている。人を売り上げの伸びに合わせて採用しなくても良い構造になっているし、販管費などの費用は横ばいになっている。これから売り上げの上昇が直接、営業利益の上昇に貢献することを期待している。安定的に利益を出しながら高い成長をしていく。

今後の成長のために日本で上場

(米国で創業したが)創業時はどの国で上場するかは決めていなかった。日本での上場を決めた理由は2つあり、1つ目は個人的に日本が大好きで、日本の顧客も多かったこと。2つ目は日米韓で人手不足が一番深刻なのは日本であり、それが生成AIの会社にとって大きなチャンスになる。今後の成長を考える上でも、日本での上場が一番良いと考えた。(HS)

※速報版は最終的な校了前の紙面記事です。今後、修正等が入る場合があります。

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