7月23日のNYダウは4日ぶりに反落した。週間の新規失業保険申請件数が141万6千件となり、前週の130万件から増加した。前週比で増加するのは16週間ぶりだが、感染者数急増で事業の再閉鎖が増えており、景気悪化が警戒された。
ナスダックも反落した。電気自動車メーカーのテスラは4～6月期の最終利益が1億400万ドルとなり、4四半期連続の黒字決算でS＆P500種株価指数に採用される可能性が高まったが、株価は先取りして上昇してきたため、利食い売りに押された。
マイクロソフトはクラウドサービス「Azure(アジュール)」部門の売上高の伸びが前年同期比47％増だったが、1～3月期の同59％増から鈍化したことやアナリスト予想の49％増を下回ったことで売られた。

NYダウ工業平均は前日比353.51ドル安(1.31％安)の26,652.33ドル。ナスダック総合指数は前日比244.71ポイント安(2.29％安)の10,461.42。S＆P500指数は前日比40.36ポイント安(1.23％安)の3,235.66。

NYダウ採用銘柄はアップルやマイクロソフト、ダウなどが売られ、シスコシステムズやP＆G、3Mなどは買われた。指数を構成する30銘柄中、下落は23銘柄、上昇は7銘柄。