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概況/米国市場2024年4月27日

4月26日の米国株式市場は反発。金利低下。アルファベットが大幅高。エヌビディアも高い。インテルは下落。1ドル=158円30~40銭

4月26日の米国株式市場は反発した。
3月の個人消費支出(PCE)価格指数(デフレーター)が前年同月比2.7%上昇と市場予想の2.6%上昇を上回り、変動が激しい食品とエネルギーを除くコアデフレーターも同2.8%上昇と市場予想の2.7%を上回った。
だが、前日に発表された1~3月期GDPにおける個人消費支出(PCE)コア価格指数が上昇していたため、織り込み済みで金利は低下した。

円相場は1ドル=158円30~40銭(2円70銭円安)となった。
植田日銀総裁が日銀金融政策決定会合後の会見で、「基調的な物価上昇率に、円安が今のところ大きな影響を与えているということではない」という見方を示した。
その他、米国の3月のPCEデフレーターの上昇を受けて、FRBの利下げが後ずれするという見方でドルが買われ、円が売られた。

グーグルの持ち株会社アルファベットは第1四半期決算がアナリスト予想を上回り、初配当と自社株買いも発表したため大幅高となった。

エヌビディアは台湾にAI(人工知能)研究開発センターを設置することで買われた。

一方、インテルは第1四半期が4四半期ぶりに赤字となり売られた。AI向け半導体やファウンドリー(半導体製造受託)事業の収益貢献が遅れており、第2四半期の売上見通しはアナリスト予想を下回ったために売られた。

NYダウ工業平均は前日比153ドル(0.40%)高の38,239ドル。ナスダック総合指数は前日比316ポイント(2.03%)高の15,927。S&P500指数は前日比51ポイント(1.02%)高の5,099。

NYダウ採用銘柄はアマゾン、キャタピラー、セールスフォースなどが買われ、インテルやIBM、マクドナルドなどが売られた。上昇は17銘柄、下落は12銘柄。

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