自動車関連も堅調
4月30日に決算を発表、やや物足りない内容と受け止められ株価は急落した。会社予想の2027年3月期は売上収益が前期比8.0%増の7,900億円、営業利益が同8.6%増の1,500億円と増収増益ながら伸び率は2ケタに届かなかった。しかし、同社は24年3月期から前期まで3期連続で期初予想を上回って着地しており、今回の予想も保守的とみてよさそうだ。
同社の主力製品は自動車エンジン向けの点火プラグ、排ガスセンサーとセラミック技術を生かした半導体製造装置(SPE)向けの静電チャックなどの部品。
今期の自動車部門の売上収益は前期比6.1%増の6,235億7,200万円、営業利益は同4.6%増の1,415億9,000万円の見込み。プラチナやイリジウムなどの原材料値上がりはあるものの、価格転嫁が進むとみられる。点火プラグは新車向けが停滞する可能性はあるものの交換用は堅調が持続しそうだ。
SPE向け部品が中心のコンポーネント部門の売上高収益は同18.9%増の1,554億4,700万円、営業利益は83億9,200万円(前期は45億8,000万円の赤字)となる。静電チャックは静電気の力でウエハーを露光装置やテスターに固定するための部品。サブミクロン単位の平坦さが求められ、同社の技術力が生かされている。AIの普及が追い風となり、中期的に高い成長が期待できる。
週足チャートで見る株価には調整余地が残るが、目先は13週移動平均線が下値メドとなりそうだ。(M)
| PER=14.8倍 PBR=2.03倍 配当利回り=2.4% |

