TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/前引け] 下げ幅縮小。銀行と医薬品、楽天は安いが、リクルートや半導体関連は高い
速報・市況2023年3月23日

☆[概況/前引け] 下げ幅縮小。銀行と医薬品、楽天は安いが、リクルートや半導体関連は高い

前引けの日経平均は66円安の2万7,400円、TOPIXは8ポイント安の1,954ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は691、下落銘柄数は1,043。出来高は5億866万株、売買代金は1兆2,341億円。
パウエルFRB議長が年内の利下げは想定しないと発言し、イエレン米財務長官が預金保険の適用範囲拡大に消極的な発言をしたことで、22日の米国株は反落した。
23日の日経平均も反落し取引開始早々に290円安の2万7,175円となったが、その後は下げ幅を縮めた。
イエレン米財務長官の発言を受けて、米国で金融株が売られたため、日本でもメガバンクが安い。りそなはJPモルガンによる格下げも響いた。
楽天グループ(4755)は子会社の楽天銀行が4月21日にプライム市場に上昇することが承認されたが、反落した。
武田薬品やエーザイなどの医薬品も安い。
一方、リクルートは米国子会社のインディード社が人員削減を発表したが、収益改善が期待され上昇した。
米国で画像処理半導体大手エヌビディアのCEO(最高経営責任者)が、企業が時流に乗り遅れないよう人工知能(AI)に参入することで「当社のビジネスモデルが拡大する」と発言し、株価が上昇したため、東京エレクトロンやSCREENに連想買いが入った。
メガチップス(6875)は米国の持分法適用会社のSiTime社の保有株の一部を売却したことによる特別利益の計上と自社株買いを発表したことで急騰した。

業種別下落率上位は医薬品、銀行、保険、精密、情報通信で、上昇率上位はゴム、サービス、空運、非鉄、鉄鋼。(W)

関連記事