TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/前引け] 中国恒大集団が23日の社債利払いを行うと発表し、日経平均は一時小幅高となったがすぐに押し戻された
速報・市況2021年9月22日

☆[概況/前引け] 中国恒大集団が23日の社債利払いを行うと発表し、日経平均は一時小幅高となったがすぐに押し戻された

前引けの日経平均は174円安の2万9,665円、TOPIXは14ポイント安の2,049ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は382、値下がり銘柄数は1,733。出来高は6億3,362万株、売買代金は1兆5,122億円。
中国恒大集団が23日の社債利払いを行うと発表したことを受けて、日経平均は一時小幅高となった場面もあったが、すぐに押し戻された。
年末まで複数の利払い期日が到来するが、事業売却などによる資金調達が思うように進んでいないことが警戒されている。
中国経済が悪影響を受けるという懸念からダイキン工業やファナック、日本電産、三井物産や伊藤忠商事が安い。
ハウス食品(2810)はルウカレーの売上が再び減収トレンドとなっていることや、油脂や小麦粉など原材料高も考慮した野村証券が業績予想を下方修正し、レーティングを引き下げたことで売られた。
一方、ソフトバンクグループは反発し、三菱UFJは苦戦していたユニオンバンクの売却を発表したため、売却資金による株主還元の強化が期待され上昇した。
日本オラクルは第1四半期決算を発表し、クラウドサービスの増収が好感された。スタンダード市場を選択するが、親会社の米国オラクルが74%保有しており、プライム市場の基準を満たすことは難しいため、サプライズではないと受け止められた。
業種別下落率上位は卸売、機械、食品、倉庫運輸、陸運で、上昇率上位は不動産、海運、鉱業、その他製品、医薬品。(W)

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