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速報・市況2023年3月28日

☆[概況/前引け] 伸び悩み。市場の懸念は信用収縮から実体経済への影響にシフト

前引けの日経平均は20円高の2万7,497円、TOPIXは5ポイント高の1,967ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は744、下落銘柄数は998。出来高は5億1,093万株、売買代金は1兆1,254億円。
米国の地銀のファースト・シチズンズ・バンクシェアーズが、経営破綻したシリコンバレー銀行を買収すると発表し、金融システム不安が後退したことを受けて、日経平均は取引開始直後に126円高の2万7,603円となったが、それを高値にして伸び悩んだ。
市場の懸念は信用収縮から実体経済への影響にシフトしていることが影響している。
三菱UFJや三井住友、みずほ、りそなは買われ、三菱商事や三井物産、丸紅も高い。
その他、リスク回避姿勢が緩み、27日のNY原油先物が反発したため、INPEXやコスモエネルギーなどの石油関連も上昇した。
一方、レーザーテックやソニーグループ、リクルートやメルカリが売られ、ラクスル(4384)は調整が継続した。

業種別上昇率上位は鉱業、銀行、保険、石油、非鉄で、下落率上位はサービス、精密、陸運、電機、電力ガス。(W)

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