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速報・市況2023年5月9日

☆[概況/前引け] 堅調。大和証券では「セルインメイ」が今年は当てはまらないと指摘

前引けの日経平均は223円高の2万9,173円、TOPIXは20ポイント高の2,091ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,465、下落銘柄数は299。出来高は6億2,645万株、売買代金は1兆5,025億円。
日経平均は反発し堅調だった。
大和証券の解説によると、米銀で貸出態度を厳格化した銀行が増えたと喧伝されるが、明確な厳格化は中小銀行の2行だけだったという。
利上げ進展程度の影響であって、銀行破綻の影響はほぼ無かったと推測している。
その他、「セルインメイ(5月に売り抜けろ)」の相場格言も今年は当てはまらないと指摘。例年米国で40兆円もの税還付が5月で終わることだが、今年は株式投信への資金流入が見られず、MMFに待機している。銀行不安が払拭されれば、これから資金が投資に向かうと考えられ、経験的には2カ月程度は資金需給が好調となると指摘。

JFEは今期の会社計画がアナリスト予想を上回ったことで大幅高となり、川崎汽船は追加的な株主還元として500億円を実施予定が好感された。
米国のハイテク株高を受けて、アドバンテストが上昇。
回転ずし「スシロー」運営会社のFOOD&LIFE(3563)は上期大幅減益決算だったが、悪材料出尽くし感から急騰した。
一方、東邦チタニウムは今期大幅減益計画で急落した。
リコーも今期減益計画で売られた。

業種別上昇率上位は鉄鋼、海運、保険、輸送用機器、ノンバンクで、下落は精密、空運。(W)

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