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速報・市況2024年3月22日

☆[概況/前引け] 年金の資産ウエイト適正化による売りが警戒され、伸び悩んだ

前引けの日経平均は28円高の4万844円、TOPIXは12ポイント高の2,808ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は984、下落銘柄数は606。出来高は9億7,481万株、売買代金は2兆6,526億円。
エヌビディアの人工知能(AI)向けチップに使用するHBM(広帯域メモリー)を供給しているマイクロンテクノロジーの第2四半期決算と第3四半期の見通しがアナリスト予想を大幅に上回ったたため、東京エレクトロンが一時4万円乗せとなった。
日経平均は朝方4万1,087円(272円高)となったが、10時半以降は鈍化した。
年金による資産ウエイト適正化による売りが出てくるという見方や、四半期末の5営業日は自社株買いの自粛期間となることも警戒された。
ディスコと東京電力が買われ、1ドル=151円台の円安で日産とホンダが高い。
シャープ(6753)が液晶ディスプレー事業を縮小する方向で検討していると報じられ、採算改善が期待された。
C&FロジはAZ-COM丸和から買収提案を受けストップ高買い気配。
AIロボットのシステム開発を行っているCIJは、取引先の日立がエヌビディアと生成人工知能(AI)システムの開発で協業するため、恩恵が波及してくるかもしれないという思惑でストップ高買い気配となった。
一方、インフロニアは転換社債型新株予約権付社債を発行するため、潜在株式による需給悪化懸念で売られた。
アップルが米司法省から提訴されたため、村田製作所と太陽誘電は小幅安。

業種別上昇率上位はゴム、空運、輸送用機器、紙パルプ、不動産で、下落率上位は鉱業、精密、金属、ノンバンク、電機。(W)

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