TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/前引け] 新型肺炎の拡大を警戒し、香港市場はほぼ全面安となり、東証も幅広い業種が下落
速報・市況2020年1月21日

☆[概況/前引け] 新型肺炎の拡大を警戒し、香港市場はほぼ全面安となり、東証も幅広い業種が下落

前引けの日経平均は23,902.60円の180.91円安、TOPIXは1,736.08ポイントの8.08ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は1,027、値下がり銘柄数は1,026。出来高は4億6,574万株、売買代金は7,752億円。
中国政府の専門家グループが新型肺炎は人から人へ感染すると発表した。感染が爆発的に広がると警戒され、10時半から取引が開始される香港市場の下落を予想し、日経平均は10時過ぎから下げ幅を拡大した。
実際に香港市場はほぼ全面安となり、東京市場も広範囲に下落した。
東京エレクトロンが売られ、資生堂や安川電機など中国関連も安く、海外への出張が控えられるという見方から日本航空や日本空港ビルデング(9706)も売られた。
東芝機械は旧村上ファンド系のシティインデックスイレブンスが1株3,456円でTOBを実施すると発表したため、利益確定の売りに押された。
一方、前田道路は大幅続伸となり、レオパレス21は旧村上ファンド系のレノとの委任状争奪戦への思惑で買われた。
感染症対策関連の日本エアーテックは大幅続伸。
中古車関連のポータルサイト「グーネット」を運営しているプロトコーポは、SMBC日興証券が収益構造の変化と流動性の改善を考えれば割安と指摘し、投資評価を新規に「1」と発表したことで注目された。
業種別下落率上位は空運、化学、鉱業、非鉄、鉄鋼で、上昇は建設、電力ガス、輸送用機器。

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