TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/前引け] 日本売りによる円安が警戒され、上げ幅縮小。自動車や海運は高い
速報・市況2020年2月20日

☆[概況/前引け] 日本売りによる円安が警戒され、上げ幅縮小。自動車や海運は高い

前引けの日経平均は23,607.77円の207.07円高、TOPIXは1,682.77ポイントの10.91ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,455、値下がり銘柄数は588。出来高は5億5,168万株、売買代金は1兆212億円。
1ドル=111円台の円安が好感され、日経平均は10時前に23,806円(405円高)まで上昇したが、円安は新型肺炎でインバウンドやサプライチェーンが打撃を受ける「日本売り」によるものということが気掛かりとなり、上げ幅を縮めた。
ソフトバンクグループは子会社ソフトバンク株を担保にして、最大5千億円を借り入れると発表したことで、手元資金を手厚くするし、成長が見込める企業に投資しやすくなると期待された。
円安によりトヨタやホンダなどの自動車株が高く、バルチック海運指数の上昇を受けて商船三井も上昇した。
SOMPOなどの保険株も高い。
家具や雑貨などを販売しているミサワは業績上方修正でストップ高となった。
JCRファーマは大和証券による目標株価引き上げを好感。
一方、前田道路は前田建設にTOBを撤回させるために、特別配当を実施し純資産を減らす焦土作戦に出たことで売られた。
セブン&アイ(3382)は米国でガソリンスタンドを展開するスピードウェイを220億ドルで買収交渉と報じられたため財務負担が懸念され下落した。
業種別上昇率上位は鉱業、紙パルプ、輸送用機器、海運、保険で、下落は小売、陸運、鉄鋼、空運。

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