TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/前引け] 日経平均は330円安。米国のインフレ警戒で東証ではハイテク株が売られた。決算発表で非鉄の下げも目立った
速報・市況2021年5月17日

☆[概況/前引け] 日経平均は330円安。米国のインフレ警戒で東証ではハイテク株が売られた。決算発表で非鉄の下げも目立った

前引けの日経平均は330円安の2万7,753円、TOPIXは6ポイント安の1,876ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は950、値下がり銘柄数は1,166。出来高は5億9,591万株、売買代金は1兆2,552億円。
新型コロナワクチン大規模接種センターの予約開始だが、懸念を払拭するには至らず、日経平均は弱含んだ。
今晩の米国ではNY連銀製造業景況指数が発表されるが、仕入れ価格や販売価格が上昇しているとインフレ加速が警戒され、ハイテク株が売られるリスクがあると警戒された。
東京エレクトロンやレーザーテック、太陽誘電が安い。
そのほか、セブン&アイは米コンビニ大手のスピードウェイの買収に対し、米連邦取引委員会の一部の委員が反トラスト法(独占禁止法)違反の懸念があると声明を出したことで下落した。
フジクラは今期減益計画で売られ、三菱マテリアルは今期予想がアナリスト予想を下回ったことで下落した。
一方、トヨタは自動運転の特許数で上位に入ったと報じられたことで高い。
制御機器メーカーのIDEC(6652)は今期の業績予想が好感され急騰し、アサヒグループは第1四半期好決算で買われた。
業種別下落率上位は非鉄、機械、建設、情報通信、繊維で、上昇率上位は空運、その他製品、倉庫運輸、陸運、不動産。(W)

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