TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/前引け] 日経平均は601円安。中国恒大集団の経営不安で鉄鋼や機械、海運が安い。一方、第一三共と行動制限緩和期待関連は高い
速報・市況2021年9月21日

☆[概況/前引け] 日経平均は601円安。中国恒大集団の経営不安で鉄鋼や機械、海運が安い。一方、第一三共と行動制限緩和期待関連は高い

前引けの日経平均は601円安の2万9,898円、TOPIXは35ポイント安の2,064ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は152、値下がり銘柄数は2,000。出来高は6億8,883万株、売買代金は1兆7,292億円。
中国恒大集団の経営不安の高まりで、日本の祝日中に世界同時株安の様相となったため、連休明けの東証は広範囲に下落した。
ソフトバンクグループが売られ、日本郵船やレーザーテックも利益確保の売りに押された。
その他、鉄鋼株の下げが目立ち、日本ペイント(4612)は年初来安値を更新。
コマツや牧野フライスといった中国関連も安い。
自民党総裁選で有力候補の河野行政・規制改革相が、今年1月に「中小企業のM&Aの際に仲介業者が買い手・売り手の両方から手数料を取るのは利益相反だ」と発言していたため、M&Aキャピタルとストライクは売られた。
一方、第一三共は欧州臨床腫瘍学会で発表した抗体薬物複合体「エンハーツ」の第3相臨床試験の中間解析結果が好感され、買われた。
東京都の新規感染の減少を受けて、日本航空やHIS、串カツ田中が上昇した。
業種別下落率上位は鉄鋼、機械、海運、情報通信、金属で、上昇は空運、電力ガス、医薬品。(W)

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