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速報・市況2019年9月11日

☆[概況/前引け] 米国長期金利上昇継続で銀行株続伸。不動産株は続落

前引けの日経平均は21,514.14円の122.04円高、TOPIXは1,572.83ポイントの14.84ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,595、値下がり銘柄数は451。出来高は7億6,462万株、売買代金は1兆1,822億円。
米中が貿易問題で歩み寄りつつあるとの期待から、米国の景気後退入り懸念が緩和し、来週のFOMCで積極的な利下げ観測が後退したため、昨日の米国市場では長期金利の上昇が継続した。
利ザヤ改善期待から、東京株式市場では前日同様に三菱UFJFJや三井住友FG、りそな、ふくおかFGといった銀行株が買われ、東洋証券など準大手証券も物色された。
世界景気に対する不安心理の後退で、景気敏感セクターの非鉄株や石油株、海運株も買われた。
アップルが新型iPhoneを発表したため、太陽誘電など電子部品株も買われたが、日本化学工業(4092)は積層セラミックコンデンサ向けのチタン酸バリウムの需要拡大が期待され大幅続伸となった。
半面、任天堂と第一三共、三菱地所と三井不動産は続落となり、シーイーシーは業績予想を上方修正したが、好材料出尽くしと受けとめられ下落した。オービックやネットワンシステムズも安い。
業種別上昇率上位は鉱業、証券、銀行、石油、非鉄で、下落は不動産、精密、その他製品。

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