TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/前引け] 続落。中国10~12月期GDPは予想を上回ったが、ファナックは安い。日本電産が買われ、レアメタル採掘関連への期待で三井海洋開発が上昇
速報・市況2021年1月18日

☆[概況/前引け] 続落。中国10~12月期GDPは予想を上回ったが、ファナックは安い。日本電産が買われ、レアメタル採掘関連への期待で三井海洋開発が上昇

前引けの日経平均は28,282.74円の236.44円安、TOPIXは1,847.47ポイントの9.14ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は878、値下がり銘柄数は1,175。出来高は4億7,873万株、売買代金は1兆228億円。
先週末のNYダウ3日続落やNYタイムズが15日に「東京五輪中止の可能性」と報じたこともマイナス視され、日経平均は続落となった。
取引開始早々に28,111円(407円安)まで売られた後、下げ幅を縮めたが、28,300円を挟んだ水準で推移した。
東京エレクトロンやSUMCOなどの半導体関連と、トヨタやホンダが売られ、中国の10~12月期実質GDPは前年同期比6.5%増と市場予想の6.2%増を上回ったが、ファナックは安いまま。
商船三井が売られ、ENEOSも安い。
三越伊勢丹や高島屋も反落した。
一方、日本電産は関社長が、電気自動車の駆動モーターについて、2030年頃までに自動車メーカーの内製化はほぼなくなると述べたため、外注獲得が期待され高い。
ルネサスエレクトロニクスは野村証券が年間を通じて良好な事業環境を想定し、目標株価を引き上げたことがで買われた。
政府は日本最東端の南鳥島周辺の海底に埋蔵されるコバルトなどのレアメタル(希少金属)について、採掘の商業化を進める方針を固めたと報じられ、三井海洋開発(6269)が物色された。
業種別下落率上位は鉱業、海運、石油、保険、ガラス土石で、上昇は電力ガス、精密、空運。

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