TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/前引け] 配当落ち以上に下落。紙パルプや鉄鋼が売られ、機械と不動産は買われた
速報・市況2024年3月28日

☆[概況/前引け] 配当落ち以上に下落。紙パルプや鉄鋼が売られ、機械と不動産は買われた

前引けの日経平均は479円安の4万283円、TOPIXは36ポイント安の2,762ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は315、下落銘柄数は1,318。出来高は9億3,805万株、売買代金は2兆2,830億円。
日経平均の配当落ちはブルームバーグによると約306円だが、利益確定の売りで、配当落ち以上の下げ幅となった。
四半期末のリバランスや期初の利食い売りが警戒されている模様。
アドバンテストや信越化学が売られ、商船三井や日本製鉄、武田薬品が安い。
北越コーポは大幅安で、デンカが昨年来安値を更新した。
一方、東電は原発再稼働への期待で買われた。
住友不動産が続伸となった。
岩谷産業は2027年までに約500億円を投じ、川崎市と愛知県豊田市に液化水素の製造拠点を新設すると報じられたことで上昇した。
THK(6481)が高い。搬送ロボット「SIGNAS-BM」が、「2023年度日本機械学会優秀製品賞」を受賞したことで見直し買いが入っている模様。独自の自律移動制御システムを搭載した搬送ロボットで、多くの製造・物流現場で用いられているAGV(無人搬送車)とは異なり、ガイドテープが不要で簡単に経路設定や変更を行うことができる。

業種別下落率上位は紙パルプ、鉄鋼、水産農林、倉庫運輸、銀行で、上昇は鉱業、機械、不動産、電力ガス。(W)

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