前引けの日経平均は107円高の2万7,625円、TOPIXは9ポイント高の1,976ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,496、下落銘柄数は280。出来高は5億2,868万株、売買代金は1兆2,843億円。
日経平均はジリ高となり、一時170円高の2万7,689円となった。
レーザーテックが高い。米エヌビディアや台湾のTSMCなど半導体関連4社によるAI技術活用の半導体フォトマスク製造期間短縮が実現すれば、マスク欠陥検査装置の需要拡大が期待できるという観点から、東海東京調査センターがレーザーテックのレーティングを引き上げた。
中国アリババグループが持ち株会社制に移行し、6つの事業会社がそれぞれ株式公開を目指すと発表したため、アリババ株が上昇し、ソフトバンクグループは含み益拡大が期待された。アリババによる子会社上場の意向は、コングロマリットディスカウントを緩和し、価値顕在化を導くという期待感が抱かれた様子。
ブイ・テクノロジーは大口受注が好感された。
EUが温暖化ガス排出をゼロとみなす合成燃料ならエンジン車も容認したことを受けて、トヨタ(7203)やホンダや日産が上昇した。
一方、東京エレクトロンとアドバンテスト、第一三共は安い。

業種別上昇率上位は鉱業、ゴム、紙パルプ、輸送用機器、空運で、下落は海運と医薬品。（W）