TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/前引け] 2万9,600円の水準で推移。鉄鋼株に対する物色が継続。ファーストリテは下落し、海運反落
速報・市況2021年5月10日

☆[概況/前引け] 2万9,600円の水準で推移。鉄鋼株に対する物色が継続。ファーストリテは下落し、海運反落

前引けの日経平均は245円高の2万9,603円、TOPIXは20ポイント高の1,953ポント。東証1部の値上がり銘柄数は1,504、値下がり銘柄数は607。出来高は5億6,464万株、売買代金は1兆1,960億円。
先週末の米国で4月の雇用統計は市場予想を大幅に下回ったが、FRBによる量的緩和の縮小議論開始が遅れるという見方から、NYダウは最高値を更新した。
週明けの日経平均も上昇し、2万9,600円の水準で推移した。
日本製鉄とJFEは、野村証券が今期の事業利益を会社計画よりも高い水準で予想し、目標株価を引き上げたため買われた。
トヨタや日産が買われ、ソニーグループとエムスリーは4日ぶりに反発した。
第一三共はトリプルネガティブ乳がんに対する第1相臨床試験のデータが学会で発表されたことが注目され高い。
ローランド(7944)は電子楽器の需要が強く、第1四半期が好決算となり、通期業績予想を上方修正したため、ストップ高買い気配となった。
一方、ファーストリテイリングは4月の既存店+Eコマースの売上高が大幅増だったが、2年前との比較では弱いため売られた。
「スシロー」を運営するFOOD&LIFE COMPANIESが安い。
海運株が反落した。
業種別上昇率上位は鉄鋼、石油、鉱業、非鉄、その他製品で、下落は小売、電力ガス、海運、空運、金属。(W)

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