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速報・市況2022年10月31日

☆[概況/大引け] ツイッター受取代金還流期待と中国株から日本株への資金シフト期待

大引けの日経平均は482円高の2万7,587円、TOPIXは30ポイント高の1,929ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,478、下落銘柄数は314。出来高は12億2850万株、売買代金は3兆1,853億円。
米国ではイーロン・マスク氏によるツイッターの買収完了に伴い、現金を受け取ったファンドや投資家が他の株式に再投資するという期待で、先週末の米国株が大幅高となったため、週明けの日経平均は反発した。
加えて、中国国家統計局が発表した10月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が50を下回り、ウォール・ストリート・ジャーナルが「米政府による半導体の対中輸出規制は壊滅的な打撃をもたらすことから、中国政府は強硬な対応を示さなくてはならない。だが報復の容易な選択肢はない」と報じたことを受けて、中国の政治経済の悪化は中国株から日本株への資金シフトを起こす可能性があると期待されたことも日本株上昇に寄与した。

米国ハイテク株高を受けて、投資先の株価上昇期待でソフトバンクグループが反発した。
キーエンスは増配発表で、商船三井は業績上方修正が好感され、アルプスアルパイン(6770)は業績上方修正で急騰した。
一方、アンリツは業績下方修正で大幅安となり、日本M&Aセンターは上期営業減益で売られ、大平洋金属は赤字幅の拡大予想で急落した。

業種別上昇率上位は電機、機械、海運、ゴム、その他製品で、下落はガラス土石と石油。(W)

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