TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] ファナックや富士通、エムスリー、石油と鉄鋼が売られ、SCREENの好決算で半導体関連は上昇
速報・市況2021年10月28日

☆[概況/大引け] ファナックや富士通、エムスリー、石油と鉄鋼が売られ、SCREENの好決算で半導体関連は上昇

大引けの日経平均は278円安の2万8,820円、TOPIXは14ポイント安の1,999ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は952、値さがり銘柄数は1,143。出来高は22億1,279万株、売買代金は5兆699億円。
ファナック(6954)は半導体・電子部品などの部品不足が予想以上に厳しく、通期業績予想の下方修正で売られた。
富士通の子会社の新光電工は通期業績上方修正で27日に急騰したが、親会社の富士通は上期決算がアナリスト予想を下回り、通期予想を据え置いたことが失望され大幅安となった。
エムスリーは野村証券が先端医療機器などあまり進展が見られない領域を中心に2024年3月期以降の業績予想を下方修正し、目標株価を引き下げたことで調整した。
大同特殊鋼は業績下方修正で下落し、出光興産など石油関連株が安い。
一方、SCREENの好決算で、東京エレクトロンやアドバンテストも高い。
半導体商社のトーメンデバイスはリモートワークを支えるデータセンターストレージ向けやパソコン向けに半導体の売上が拡大し、上期好決算となり、通期営業減益予想から増益予想に増額修正したため、急騰した。
任天堂はシティグループによる投資判断引き上げで注目された。
メイテックは自社株買いを好感。
業種別下落率上位は鉱業、石油、鉄鋼、保険、精密で、上昇率上位はその他製品、空運、水産農林、化学、金属。(W)

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