TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] ロシアがサハリン2接収で、日経平均は2万6,000円割れ。三井物産と三菱商事、ガス会社が下落。良品計画は下方修正で大幅安。
速報・市況2022年7月1日

☆[概況/大引け] ロシアがサハリン2接収で、日経平均は2万6,000円割れ。三井物産と三菱商事、ガス会社が下落。良品計画は下方修正で大幅安。

大引けの日経平均は457円安の2万5,935円、TOPIXは25ポイント安の1,845ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は308、下落銘柄数は1,485。出来高は13億4,973万株、売買代金は3兆1,469億円。
日経平均は2万6,000円割れとなった。
ロシアのプーチン大統領が6月30日に、資源プロジェクト「サハリン2」の運営会社の資産をロシア政府が新たに設立する企業に無償で譲渡することを命じる大統領令に署名した。
サハリン2の運営会社「サハリンエナジー」に三井物産(8031)は12.5%、三菱商事は10%出資しているが、権益を失う恐れから売られた。
その他、東京ガスと大阪ガスはサハリン2から液化天然ガス(LNG)を調達しているため、支障を来すと不安視され大幅安となった。
日本はLNGの輸入の8.8%をロシアに依存しており、その大部分がサハリン2となっているため、ロシアからの報復措置の影響は大きいと危惧された。
米半導体大手のマイクロン・テクノロジーの6~8月期見通しがアナリスト予想を下回ったため、レーザーテックや東京エレクトロンなどの半導体関連も下落した。
良品計画は今期2度目の下方修正で急落したが、高島屋は第1四半期決算が好感され大幅高となった。

業種別下落率上位は鉱業、ゴム、空運、電力ガス、輸送用機器で、上昇業種はなし。(W)

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