TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 上値が重い。鉄鋼や非鉄といったバリュー株が買われた。日医工は1株36円のスクイーズアウトでストップ安
速報・市況2022年11月15日

☆[概況/大引け] 上値が重い。鉄鋼や非鉄といったバリュー株が買われた。日医工は1株36円のスクイーズアウトでストップ安

大引けの日経平均は26円高の2万7,990円、TOPIXは7ポイント高の1,964ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,092、下落銘柄数は678。出来高は12億1,130万株、売買代金は3兆1,707億円。
14日に米中首脳会談が行われ、今後も対話を続ける方針を示したため、15日の香港株は上昇したが、日経平均は上値が重い状態だった。
半導体検査装置のレーザーテックは7日続伸となった。
三井住友は自社株買いの発表が好感された。
ロシュのアルツハイマー病治療薬が第3相臨床試験で、主要項目を達成できなかったため、第3相臨床試験に成功しているエーザイは買われた。
その他、日本製鉄や冶金工などの鉄鋼株と住友鉱山など非鉄株が上昇した。
一方、日医工(4541)は1株36円でスクイーズアウト(少数株主が持つ株式を強制的に買い取る手続き)を行うことを発表したため、ストップ安売り気配が続き、大引けで比例配分。
リクルートは7~9月期が営業減益だったことで反落し、SMCは通期営業利益予想を下方修正したことで下落した。
東邦チタニウムは2023年のスポンジチタン輸出契約価格交渉で、10~20%程度の引き上げを目指しているが、電気料金等のコストが更に上昇しているため、来期のマージン改善期待が後退し売られた。

業種別上昇率上位は非鉄、鉄鋼、銀行、海運、紙パルプで、下落率上位はサービス、鉱業、食品、電力ガス、機械。(W)

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