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速報・市況2023年1月20日

☆[概況/大引け] 中国のコロナピークアウトと日本のコロナ分類引き下げ予定を好感

大引けの日経平均は148円高の2万6,553円、TOPIXは11ポイント高の1,926ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,320、下落銘柄数は429。出来高は9億5,227万株、売買代金は2兆2,935億円。
中国国家衛生健康委員会の当局者は19日の会見で、新型コロナウイルスを巡る発熱外来、急診、重症患者のピークは過ぎたとの認識を示した。
これを受けて、今後の中国経済活動の正常化期待から、鉄鋼株や海運株が買われた。
日本も政府が春に新型コロナの感染症法上の位置づけを「2類相当」から季節性インフルエンザを同じ「5類」に見直す予定なので、生活活動やレジャーに対する萎縮が緩和すると期待され、日本航空やHISやエアトリなどの旅行関連が物色された。
エーザイは、ライバルのイーライリリーが米国でアルツハイマー病治療薬の迅速承認を得られなかったことで上昇した。
ダイキン工業は欧州におけるヒートポンプ式暖房の成長や、産業技術総合研究所と共同で、2030年をめどに、磁石の力で温度を変化させる「磁気冷却効果」を活用した次世代エアコンの実用化を目指す方針が注目された。
ユーグレナは22年12月期の連結調整後EBITDAが業績予想値を25%以上上回水準を見込むと発表したことが好感された。
ジャパンエレベーターサービス(6544)はSMBC日興証券が投資評価を新規に「1」と発表し上昇率上位となった。今後5年間の保守契約台数の成長率は年平均13.2%と予想。
一方、メルカリやベイカレントは下落し、少子化対策関連のテノも反落した。

業種別上昇率上位は空運、鉄鋼、鉱業、海運、保険で、下落率上位は証券、その他製品、ノンバンク。(W)

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