TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 中国の政策リスク後退で日経平均は反発したが、感染最多が警戒されているため上値は限定的
速報・市況2021年7月29日

☆[概況/大引け] 中国の政策リスク後退で日経平均は反発したが、感染最多が警戒されているため上値は限定的

大引けの日経平均は200円高の2万7,782円、TOPIXは7ポイント高の1,927ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,287、値下がり銘柄数は821。出来高は11億6,971万株、売買代金は2兆5,790億円。
中国証券監督管理委員会が28日夜に主要投資銀行の幹部を招いて開催したオンライン会議で、教育分野への規制強化は的を絞ったものであって、他の業界の企業にダメージを与える意向はないと強調したと伝わった。
中国政策リスクの後退で、日経平均は反発し、日本時間で10時半から取引が開始された上海株は反発し、香港株は続伸となった。
ただし、昨夕発表された新型コロナウイルスの感染者数が最多だったため、日経平均は上値を追う動きが乏しく、200日移動平均線(2万7,782円)で上値がつかえた。
米CNBCが、中国当局は国内企業が上場要件を満たす限り今後も米国での上場を認める方針と伝えたため、ビジョンファンドで中国企業に投資しているソフトバンクグループは4日ぶりに反発した。
ソニーグループ(6758)はゲーム機「プレイステーション5」の販売台数が1,000万台を超え、歴代プレイステーションで最速ペースの普及となっているため買われた。
日産自動車は今期が3期ぶりの黒字転換予想を発表したが、来期の業績拡大を予想した野村証券がレーティングを「Buy」に引き上げたことも支援材料となりにぎわった。
一方、レーザーテックは続落となり、サイバーエージェントは業績予想を上方修正したが、好材料出尽くし感から売られた。
その他、感染拡大が重しとなり、電鉄と空運が安い。
業種別上昇率上位は精密、海運、電機、金属、情報通信で、下落率上位は陸運、空運、食品、倉庫運輸、小売。(W)

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