TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 伸び悩み、もみ合い。ソフトバンクGと旅行関連は高いが、海運と任天堂が売られ、半導体関連は朝高後一服
速報・市況2021年10月20日

☆[概況/大引け] 伸び悩み、もみ合い。ソフトバンクGと旅行関連は高いが、海運と任天堂が売られ、半導体関連は朝高後一服

大引けの日経平均は40円高の2万9,255円、TOPIXは1ポイント高の2,027ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は790、値下がり銘柄数は1,280。出来高は11億1,780万株、売買代金は2兆7,099億円。
日経平均は10時前に付けた273円高の2万9,489円を高値に伸び悩んだ。
9月14日の取引時間中の高値(3万795円)から10月6日の取引時間中の安値(2万7,293円)までの下げ幅3,502円に対して、エリオット波動で使用される61.8%の戻り(2万9,457円)の水準まで戻したが、戻りに一服感が出た様子。
ソフトバンクグループは、経営支援を行っていた米シェアオフィス大手、ウィーワークが21日にニューヨーク証券取引所に上場することが決まった。その他、出資先の中国ネット通販最大手、アリババ集団の創業者の馬雲(ジャック・マー)氏が事業会合のため欧州を訪れていると伝わり、アリババ集団が買われたことも好材料視された。
GoToトラベルへの期待からJR各社やエアトリなどの旅行関連が買われた。
日本金属(5491)は高機能のマグネシウム合金圧延材を開発したことで急騰した。
一方、海運株が売られ、任天堂は「スイッチ」の販売減少が加速していることを警戒したジェフリーズが、投資判断を「アンダーパフォーム」に引き下げたため下落した。
レーザーテックや東京エレクトロン、アドバンテストは朝高後、一服となった。
ワシントンの地下鉄脱線事故で川崎重工は続落となったが、鉄道車両のシェア拡大期待で日立は買われた。
業種別上昇率上位は空運、陸運、証券、銀行、情報通信で、下落率上位は海運、その他製品、ゴム、非鉄、精密。(W)

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