TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 副大統領候補討論会で民主党政権による米中摩擦緩和が期待されたことや、明日のオプションSQに絡んだ買い戻しが入り上昇
速報・市況2020年10月8日

☆[概況/大引け] 副大統領候補討論会で民主党政権による米中摩擦緩和が期待されたことや、明日のオプションSQに絡んだ買い戻しが入り上昇

大引けの日経平均は23,647.07円の224.25円高、TOPIXは1,655.47ポイントの9.00ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,294、値下がり銘柄数は790。出来高は10億2,923万株、売買代金は2兆1,524億円。
米国の副大統領候補討論会で、民主党のハリス氏は「中国との貿易戦争で米国は30万人の雇用を失い、不況に陥った」とトランプ政権を批判した。バイデン大統領になると米中摩擦が緩和されるという期待が抱かれたことや、明日のオプションSQに絡んだ買い戻しも入り、日経平均は上げ幅を拡大した。
ソフトバンクグループが買われ、韓国のサムスン電子の7~9月期決算が前年同期比58%営業増益だったことを受けて、レーザーテックや東京エレクトロンなどの半導体関連も物色された。
経済産業省が7日に、10~12月期の国内粗鋼生産量が前年同期比10.7%減の2,111万トンになるとの見通しを発表したが、3四半期ぶりに2,000万トン台となることが好感され、日本製鉄が高い。自動車用鋼材が持ち直す見通し。
サクサHDは子会社の不適切会計に関する調査報告書がまとまり、有価証券報告書の訂正報告書が10月12日までに提出される予定となったため、上場廃止を免れるという期待から急反発を演じた。
イオンファンタジー(4343)は赤字決算だったが、中国事業が営業黒字化したことが好感された。
一方、ダントーは信用規制強化で急落し、ベルシステム24は上期決算が2桁営業増益だったが、いったん材料出尽くしという見方から売られた。
業種別上昇率上位は海運、鉄鋼、サービス、精密、証券で、下落は空運、ゴム、電力ガス、小売、陸運。

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