TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 半導体関連が売られ、日経平均は反落したが、TOPIXは小幅高。インバウンド関連が高い
速報・市況2022年11月17日

☆[概況/大引け] 半導体関連が売られ、日経平均は反落したが、TOPIXは小幅高。インバウンド関連が高い

大引けの日経平均は97円安の2万7,930円、TOPIXは2ポイント高の1,966ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,279、下落銘柄数は489。出来高は10億6,905万株、売買代金は2兆8,010億円。
米半導体大手マイクロン・テクノロジーが、メモリーチップの供給を減らし、設備投資計画をさらに圧縮すると発表したため、半導体検査装置のレーザーテック(6920)が大幅安となり、東京エレクトロンやアドバンテストやSUMCOも安い。
半導体関連の下落を受けて、日経平均は反落となったが、東証プライム市場の上昇銘柄数は下落銘柄よりも多く、TOPIXは下落を回避した。
10月に訪日外客数は49万8,600人となり、9月の20万6,500人から増加したため、ANAやJR東海、三越伊勢丹や高島屋といったインバウンド関連が買われた。
オンライン旅行会社のエアトリ(6191)は、新型コロナ禍の前以上の利益水準と中長期での利益成長が見込める数少ないリオープニング銘柄とゴールドマン・サックスが評価し、投資判断を新規に「買い」と発表した。
美容家電のヤーマンは中国で美顔器の販売が円安効果もあり拡大し、上期の営業利益予想の上方修正したためストップ高となった。
一方、ロームは東芝の買収に関与することで手元資金が少なくなり、自社株買いの実施期待が後退したことで続落となった。
サイボウズは利食い売りで大幅安となり、住友鉱山と大阪チタニウムと東邦チタニウムが安い。

業種別上昇率上位は陸運、空運、不動産、ノンバンク、水産農林で、下落率上位は非鉄、鉱業、電機、卸売、鉄鋼。(W)

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