TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 半導体関連が買われ、中小型グロース銘柄の上昇が目立った
速報・市況2022年6月24日

☆[概況/大引け] 半導体関連が買われ、中小型グロース銘柄の上昇が目立った

大引けの日経平均は320円高の2万6,491円、TOPIXは14ポイント高の1,866ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,336、下落銘柄数は446。出来高は12億4,447万株、売買代金は2兆9,584億円。
日経平均は続伸。インテルのCEOが半導体の供給不足は少なくとも2024年まで続くと予測したため、レーザーテックと東京エレクが買われた。
Wスコープは韓国子会社がKOSDAQ上場承認で急騰した。
洋上風力発電の落札で1社独占が制限されるため、昨年末に三菱商事連合に3カ所で全敗したレノバは、今後の落札期待からストップ高となった。
その他、これまでの調整が深かったメルカリ(4385)やラクス、カカクコムなどの中小型グロース銘柄に資金が向かった。
メルカリはインドに技術開発拠点を設立したと発表し、カカクコムはアルゴリズムの変更で損害賠償を命じられたが控訴した件で、アナリスト向け説明会を開催したことを受けて、見直し買いが入った。SMBC日興証券ではカカクコムが提供するグルメサイト「食べログ」は他のサイトよりも豊富な口コミが蓄積されているため、消費者が引き続き参考にしており、集客力の高さから、他の飲食店も集客手段として活用する動きに変化はない模様と報告している。
なお、中小型グロース銘柄の巻き返しに投資家の関心が向かった影響で、重厚長大型産業の三菱重工やIHIは売られ、円安一服で三菱自動車が安い。

業種別上昇率上位は海運、化学、サービス、ガラス土石、電機で、下落率上位は石油、保険、空運、銀行、不動産。(W)

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