TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 反発。OECD景気先行指数で日本は唯一の100超え。TMSCが日本で2つ目の工場建設可能性も寄与した
速報・市況2022年12月9日

☆[概況/大引け] 反発。OECD景気先行指数で日本は唯一の100超え。TMSCが日本で2つ目の工場建設可能性も寄与した

大引けの日経平均は326円高の2万7,901円、TOPIXは20ポイント高の1,961ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,387、下落銘柄数は372。出来高は11億2,588万株、売買代金は2兆9,321億円。
日経平均は反発した。米国株高に加えて、11月のOECD景気先行指数で日本が唯一の100超えとなったことや、半導体受託生産世界最大手の台湾のTSMCが日本で2つ目の工場建設の可能性を受け、レーザーテック(6920)や東京エレクトロン、アドバンテストが買われたことが寄与した。
NTT(9432)はBofA証券が目標株価を引き上げた。事業構造転換に向けた取り組みへの評価の高まりと移動通信の強化策の成果が見えつつあるため、不透明なマクロ環境下で、安定成長力への評価が高まると予想し、積極的な株主還元も株価上昇をサポートすると見込んでいる。
大手商社は大和証券が目標株価を増額したことで注目された。
経産省の原発活用の「行動指針」で電力各社が高く、三菱重工は政府が防衛費財源確保で買われた。
一方、積水ハウスは来期の米国事業を調整局面と見ていることが警戒され売られた。

業種別上昇率上位は電力ガス、精密、電機、非鉄、機械で、下落は鉱業、空運、石油、建設。(W)

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