TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 反落。TOPIX浮動株調整によるリバランスと節電要請による景気抑制を警戒
速報・市況2022年6月29日

☆[概況/大引け] 反落。TOPIX浮動株調整によるリバランスと節電要請による景気抑制を警戒

大引けの日経平均は244円安の2万6,804円、TOPIXは13ポイント安の1,893ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は788、下落銘柄数は989。出来高は16億6,292万株、売買代金は3兆8,714億円。
日経平均は5日ぶりに反落した。
米国株続落とTOPIXの浮動株調整による大引けのリバランスに加えて、7月から3カ月に及ぶ節電要請が景気を抑制すると警戒された。
東京エレクトロンや海運株が売られ、レノバとINPEXが反落した。
漬物のピックルスは、インフレによる節約志向で「おかずとしてもう1品」と買われてきたキムチの売上が減ったことや各種費用上昇が収益を圧迫し大幅減益となったことが失望された。
一方、岸田首相が原子力発電所の再稼働について、「審査の迅速化を着実に実施していく」と述べたため、東京電力が買われ、原子炉の圧力容器の日本製鋼所(5631)も高い。
日本卸電力取引所のスポット価格上昇を受け、日本卸電力取引所向けに電力を販売しているJパワーも物色された。
若築建設はバイオマス発電所の建設が注目され年初来高値を更新した。
その他、大阪チタニウムが堅調で、スギHDは自社株買い発表が好感された。

業種別下落率上位はゴム、鉱業、海運、ガラス土石、輸送用機器で、上昇率上位は電力ガス、空運、陸運、石油、不動産。(W)

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