TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 対中関税段階的撤廃方針で買われたが、米国政府内に反対も多く、値を消す
速報・市況2019年11月8日

☆[概況/大引け] 対中関税段階的撤廃方針で買われたが、米国政府内に反対も多く、値を消す

大引けの日経平均は23,391.87円の61.55円高、TOPIXは1,702.77ポイントの4.64ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,028、値下がり銘柄数は1,022。出来高は16億2,680万株、売買代金は3兆1,255億円。
中国が米国と追加関税を段階的に撤廃する方針で一致したと発表したことで買い先行となり、日経平均は朝方23,591円(260円高)まで上昇した。
しかし、米国政府内には反対も多いと報じられたことで買い一巡後に値を消した。
こうした中、ソフトバンクグループが反発し、トヨタは続伸となり、テルモ(4543)は心臓・脳血管デバイスが好調でアナリスト予想を上回る決算を発表したため急騰した。
キリンと三越伊勢丹は自社株買いを発表し、フジオフードは12月末に1対2の株式分割を実施すると発表したことが歓迎され高い。
下期に黒字化を目指している日本ケミコンが急反発した。
半面、資生堂とフジシールは通期予想を引き下げ急落し、三菱地所は減益決算で売られた。
太陽誘電と安川電機は反落した。
業種別上昇率上位は精密、鉄鋼、輸送用機器、卸売、倉庫運輸で、下落率上位は化学、金属、不動産、繊維、空運。

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