TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 小反落。メガバンクが反落。ロシアが北海のエネルギーインフラ破壊画策で石油関連が高い。低PBR物色は製紙と放送局に
速報・市況2023年2月21日

☆[概況/大引け] 小反落。メガバンクが反落。ロシアが北海のエネルギーインフラ破壊画策で石油関連が高い。低PBR物色は製紙と放送局に

大引けの日経平均は58円安の2万7,473円、TOPIXは2ポイント安の1,997ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は999、下落銘柄数は756。出来高は10億663万株、売買代金は2兆2,796億円。
日経平均は小反落。前日に買われたメガバンクが反落し、レーザーテックやメルカリやオリエンタルランドが安い。
ツバキ・ナカシマは前期が赤字決算で「継続企業の前提に関する事項の注記」が付いたため急落した。
一方、オランダ軍情報保安局がロシアは北海のエネルギーインフラ破壊を画策していると報告したため、石油などのエネルギー関連株が買われた。
ホシデンは旧村上ファンド系のシティインデックスイレブンスが5%超保有していることが判明し、提灯買いが入った。
三菱製紙や日本製紙は低PBR銘柄で続伸となった。
TBS(9401)やフジメディアなど放送局が再び買われた。日本民間放送連盟が総務省に対して、「放送分野における外資規制等に係る法令改正に対する意見」提出したと17日に発表したことで買われた経緯があるが、再び物色された。外資による間接出資を把握するのは難しいので、議決権割合で1000分の1以上を算入する規定について、より高い議決権割合に変更することを求めている。
外資規制があるため、放送局は低PBRを強いられているが、規制が緩和されればPBRの水準が変わると期待されている。

業種別下落率上位は空運、陸運、小売、銀行、サービスで、上昇率上位は鉱業、繊維、石油、非鉄、紙パルプ。(W)

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