TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 後場は下げ幅を縮小。朝安の半導体関連も下げ幅縮小。エーザイが反発し、海運が高い。IHIはSMBC日興が評価
速報・市況2022年11月30日

☆[概況/大引け] 後場は下げ幅を縮小。朝安の半導体関連も下げ幅縮小。エーザイが反発し、海運が高い。IHIはSMBC日興が評価

大引けの日経平均は58円安の2万7,968円、TOPIXは7ポイント安の1,985ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は488、下落銘柄数は1,287。出来高は16億6,450万株、売買代金は4兆1,516億円。
日経平均は4日続落となったが、後場は下げ幅を縮めた。
2023年の世界半導体市場が4年ぶりマイナス成長の見通しでレーザーテックやディスコが朝方売られたが下げ幅を縮小した。
一方、中国の製造業PMIが2カ月連続で50割れとなり、キーエンスやSMCは安いままだった。
インバウンド関連のパシフィックインターナショナルや中国関連の良品計画が安い。

エーザイはアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」投与群での死亡例2例について、いずれも重大な合併症および大出血や死亡の一因となる抗凝固薬剤の使用などがあり、「レカネマブに起因する死亡ではない」と説明したため反発した。
海運大手3社は高配当銘柄なので、インカムゲインを狙った大学ファンドの買いとの見方も聞かれた。
IHIはSMBC日興証券が造船・プラントセクターのトップピックと述べ、目標株価を引き上げたことで買われた。航空エンジンのストックの積み上がりと旅客需要の改善で2024年3月期の航空エンジンのスペアパーツ売上高はコロナ前の水準を超過すると予想している。
OBC(4733)はBofA証券が投資判断を「アンダーパフォーム」→「買い」に引き上げた。
2024年3月期は、(1)奉行10サポート終了に伴う新製品へのクラウド移行需要が増加、(2)クラウド製品の値上げ効果、(3)電子インボイス制度関連需要により大幅増益に回帰する確度は高いと見ている。

業種別下落率上位は小売、電力ガス、精密、鉱業、サービスで、上昇率上位は海運、輸送用機器、鉄鋼、その他製品、医薬品。(W)

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