TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 新内閣の政策期待で下げ渋り。首相が行政手続き見直し指示でIT関連が買われた。米FDAが新型コロナワクチンで厳しい指針を出し、医薬品は下落
速報・市況2020年10月7日

☆[概況/大引け] 新内閣の政策期待で下げ渋り。首相が行政手続き見直し指示でIT関連が買われた。米FDAが新型コロナワクチンで厳しい指針を出し、医薬品は下落

大引けの日経平均は23,422.82円の10.91円安、TOPIXは1,646.47ポイントの0.72ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は914、値下がり銘柄数は1,171。出来高は9億3,203万株、売買代金は1兆9,325億円。
トランプ大統領が民主党との経済対策協議停止を発表したため、日経平均も売られたが寄り付きが安値で、新内閣への政策期待が下支えし、下げ渋りを見せた。
新内閣発足後、初の規制改革推進会議が開催され、菅首相が行政手続きの見直しを指示したことを受けて、サイバーリンクスなどIT関連が買われた。
IT関連技術者の派遣会社であるテクノプロ(6028)は、メリルリンチが投資判断を新規「買い」と発表したことで買われた。新型コロナウイルス感染拡大を契機に日本でデジタル化が加速し、IT技術者の人材不足が深刻化するため、好位置にあると紹介した。
コムチュアは大和証券がレーティングを「2」→「1」に引き上げたことで刺激を受けた。クラウドインテグレータの一角で、テレワークの定着・高度化、企業業務のペーパーレス化(=フルIT化)によるIT投資増、業務用SaaSの増加・多様化によるクラウドインテグレータの活躍の場が拡大すると期待感を表明した。
一方、米食品医薬品局(FDA)が新型コロナウイルスワクチンの安全性確保で厳しい指針を出したため、第一三共やエーザイなどの医薬品は下落した。
ヤクルトは仏ダノンが全保有株を売却したことで安い。
業種別上昇率上位は海運、鉄鋼、情報通信、輸送用機器、機械で、下落率上位は医薬品、水産農林、食品、陸運、紙パルプ。

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