TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 新型コロナウイルスの変異種による世界景気の悪化を警戒。ソフトバンクGやソニー、富士フイルムが売られ、景気敏感セクターの海運や鉄鋼、非鉄が安い
速報・市況2020年12月22日

☆[概況/大引け] 新型コロナウイルスの変異種による世界景気の悪化を警戒。ソフトバンクGやソニー、富士フイルムが売られ、景気敏感セクターの海運や鉄鋼、非鉄が安い

大引けの日経平均は26,436.39円の278.03円安、TOPIXは1,761.12ポイントの27.93ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は141、値下がり銘柄数は2,018。出来高は10億7,265万株、売買代金は2兆319億円。
英国で新型コロナウイルスの変異種の感染が急拡大していることを受けて、40カ国以上が航空便の乗り入れ停止などを決めたため、世界景気の悪化を警戒する売りが出た。
ソフトバンクグループが反落し、ソニーは年末商戦の目玉と期待されたゲームソフト「サイバーパンク2077」に不具合多発で下落した。
富士フイルムは新型コロナウイルス感染症の治療薬として「アビガン」の承認判断が見送られたことで売られた。
その他、海運や鉄鋼、非鉄といった景気敏感セクターが軟調だった。
一方、買われた銘柄は乏しかったが、菅首相が炭素税の導入検討を指示したことを受けて、水素関連の川崎重工は堅調だった。
業界統計で11月は白物家電の出荷が好調だったため、シャープが買われた。
トレックス・セミコン(6616)は降圧DC/DCコンバータが、省エネルギーセンター会長賞を受賞したことで高い。
業種別下落率上位は鉱業、海運、鉄鋼、非鉄、石油で、上昇業種はなし。

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