TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 日経平均は一時、安倍首相の辞任が伝わる直前の水準近くまで戻した。ブイキューブ大幅続伸。村田製作も高い。商社は一服
速報・市況2020年9月2日

☆[概況/大引け] 日経平均は一時、安倍首相の辞任が伝わる直前の水準近くまで戻した。ブイキューブ大幅続伸。村田製作も高い。商社は一服

大引けの日経平均は23,247.15円の109.08円高、TOPIXは1,623.40ポイントの7.59ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,228、値下がり銘柄数は846。出来高は9億7,648万株、売買代金は1兆8,785億円。
日経平均は朝方23,287円(149円高)となり、先週金曜日に安倍首相の辞任が伝わる直前の水準に接近するところまで戻したが、その後は上値が抑制された。
安倍首相は2013年の訪米時に「Buy my Abenomics!」と海外投資家にアピールし、彼らの資金を呼び込み「失われた20年」から株価を劇的に押し上げたが、次期首相も海外にアピールするフレーズと実行力が上値を左右しそうと東海東京調査センターでは指摘している。
Web会議サービス「Zoom」を運営する米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズが好決算で株価は40%の上昇率となったため、連想買いでブイキューブは大幅続伸となった。
アップルがコロナ禍でも5G対応の新型iPhoneを昨年発売の機種とほぼ同水準となる7,500万台以上生産するようサプライヤーに要請したと伝わり、村田製作所や太陽誘電が高い。
ミクシィ(2121)はスマホ向けゲームの「モンスターストライク」で、人気テレビアニメ「僕のヒーローアカデミア」とのコラボ第2弾が開催されたことで大幅高となった。
一方、三菱商事や三井物産は騰勢一服となり、KDDIは6日続落。
日経平均構成銘柄から除外された日本化薬は急落となり、採用予想が外れたカカクコムとZOZOも安い。
業種別上昇率上位は電機、海運、その他製品、ノンバンク、水産農林で、下落率上位は鉱業、保険、石油、輸送用機器、空運。

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