TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 日経平均は昨年10月以来の24,000円乗せ
速報・市況2019年12月13日

☆[概況/大引け] 日経平均は昨年10月以来の24,000円乗せ

大引けの日経平均は24,023.10円の598.29円高、TOPIXは1,739.98ポイントの27.15ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,548、値下がり銘柄数は535。出来高は19億3,574万株、売買代金は3兆4,415億円。
米中が通商協議で第1段階の原則合意に達したため、米国は15日の制裁関税を先送りし、実施済みの対中関税も引き下げることを検討していると報じられた。
英国総選挙は与党勝利となり、不透明要因に決着が付いたことも好感され、東京株式市場はリスクオン姿勢から全面高となり、日経平均は昨年10月以来の24,000円乗せとなった。
米中貿易戦争が緩和すれば、企業も設備投資を実施しやすくなるという期待から、THKやアマダといった機械株が買われ、半導体製造装置の東京エレクトロンは上場来高値を更新した。中国からの銅に対する需要増加期待で住友鉱山などの非鉄株も高い。
その他、米国長期金利上昇を受け、三菱UFJなどの銀行株も買われた。
クニミネ工業(5388)は廃棄物処理場で降雨により汚染物質が地中に染み込み、川に流れることを防ぐ目的で使用されるベントナイトの復興需要案件が本格化するという期待で大幅高となった。
業種別上昇率上位は非鉄、海運、機械、銀行、輸送用機器で、下落業種はなし。

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