TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 日経平均は638円高の26,165円。アストラゼネカのワクチンや米次期政権が財務長官にイエレン前FRB議長を起用やドコモTOB決済代金と中間配当による好需給も支援要因
速報・市況2020年11月24日

☆[概況/大引け] 日経平均は638円高の26,165円。アストラゼネカのワクチンや米次期政権が財務長官にイエレン前FRB議長を起用やドコモTOB決済代金と中間配当による好需給も支援要因

大引けの日経平均は26,165.59円の638.22円高、TOPIXは1,762.40ポイントの35.01ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,639、値下がり銘柄数は466。出来高は13億9,869万株、売買代金は2兆9,478億円。
英アストラゼネカの新型コロナワクチンは有効性ではファイザーやモデルナに見劣りするが低価格で運搬と保管も容易であり、年産30億本体制のため、途上国も含め希望者に行き渡ると報じられた。
バイデン次期大統領が財務長官にイエレン前FRB議長を指名する見通しに加え、トランプ氏が敗北は認めないものの政権移行業務を容認したことも安心された。
その他、NTTによるTOBの決済代金4兆円超が本日から旧NTTドコモの株主の口座に振り込まれることや今週から来週にかけて中間配当が3兆円超支払われることも好需給をもたらすと期待され、日経平均は大幅高となった。
ファーストリテイリングやソニー、東京エレクトロンが買われ、日本航空も大幅反発。
その他、マネックスなどの証券株と野村不動産など不動産株の上げも目立った。
古河電池(6937)はバイポーラ型鉛蓄電池が有望視され、急騰した。
半面、ANAは増資観測報道で売られ、料金値下げ圧力からKDDIが安く、ふるさと納税関連のチェンジも安い。
業種別上昇率上位は証券、精密、鉄鋼、金属、不動産で、下落は水産農林。

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