TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 日経平均は817円高。米国で消費者物価を受け利上げペース鈍化期待。半導体関連を含めグロース株物色が活発
速報・市況2022年11月11日

☆[概況/大引け] 日経平均は817円高。米国で消費者物価を受け利上げペース鈍化期待。半導体関連を含めグロース株物色が活発

大引けの日経平均は817円高の2万8,263円、TOPIXは41ポイント高の1,977ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,260、下落銘柄数は517。出来高は17億4,368万株、売買代金は4兆8,749億円。
米国で10月の消費者物価が前年同月比7.7%上昇で、9月の8.2%上昇から減速し、市場予想の7.9%上昇を下回ったため、FRBが利上げペースを落とす可能性があると期待された。
FFレート先物市場では、ターミナルレート(政策金利の最終到達地点)は消費者物価の発表前に5%を超えていたが、発表を受けて4.74~5%へと低下し、2023年末までに4.5%へと利下げを見込んだ金利形成となった。
これを受けて、米国ナスダックの株価上昇が目立ち、半導体関連株の上昇率が高かったことを踏襲し、東京株式市場でもレーザーテックが急騰し、通期営業減益予想に下方修正した東京エレクトロンも買われた。その他、グロース株物色を受けて、メルカリ(4385)とSHIFTが大幅高。
資生堂は第3四半期のコア営業利益が改善し買われた。
日医工は、経営再建支援企業としてメディパルHDと投資ファンドのジェイ・ウィル・パートナーズの連合が有力との報じられたため、ストップ高。
一方、テルモは減益決算で売られ、ロート製薬は製造受託子会社が活動停滞が響き、7~9月期の営業利益がアナリスト予想を下回ったため下落した。

業種別上昇率上位は電機、サービス、化学、ゴム、精密で、下落率上位は空運、水産農林、食品、陸運、銀行。(W)

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