TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 日経平均は844円安の2万8,487円と安値引け。米国でQT(量的引き締め)前倒し観測が強まったことを警戒
速報・市況2022年1月6日

☆[概況/大引け] 日経平均は844円安の2万8,487円と安値引け。米国でQT(量的引き締め)前倒し観測が強まったことを警戒

大引けの日経平均は844円安の2万8,487円、TOPIXは42ポイント安の1,997ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は138、値下がり銘柄数は2,012。出来高は12億1,064万株、売買代金は3兆999億円。
米国で12月に開催されたFOMC(連邦公開市場委員会)の議事要旨が公開され、従来よりも早期、もしくは早いペースで利上げが実施される可能性があることや一部ではバランスシートの規模縮小の開始の可能性の意見も出ていたことが判明した。
これを受け、QT(量的引き締め)前倒し観測が強まり、ナスダックが大幅安となったため、日経平均も厳しい下げに見舞われ安値引けとなった。
グロース株の下落が大きく、前日に電気自動車事業への参入計画で買われたソニーグループが大幅反落となり、キーエンスやエムスリー、SHIFTが大幅安となった。
テルモは、みずほ証券が想定していたほど営業利益率の改善が早まらない見通しを理由に、投資判断を引き下げたことで売られた。
一方、バリュー株物色でJFE(5411)は堅調だった。
その他、米長期金利上昇で運用収益拡大期待から東京海上が買われた。
業種別下落率上位は精密、サービス、電機、空運、金属で、上昇は保険と鉄鋼。(W)

関連記事