TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 日経平均805円安の21,142円。NYダウ過去最大の下げ幅や学校休校要請による社会的混乱、明日の中国PMIの発表前のヘッジ売りで、一時21,000円割れ
速報・市況2020年2月28日

☆[概況/大引け] 日経平均805円安の21,142円。NYダウ過去最大の下げ幅や学校休校要請による社会的混乱、明日の中国PMIの発表前のヘッジ売りで、一時21,000円割れ

大引けの日経平均は21,142.96円の805.27円安、TOPIXは1,510.87ポイントの57.19ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は35、値下がり銘柄数は2,122。出来高は24億2,087万株、売買代金は4兆1,288億円。
新型肺炎の世界的な拡大を受け、27日のNYダウが1,190ドル安と過去最大の下げ幅を記録したことや、安倍首相が全国の小中高に春休みまでの臨時休校を要請したため、社会的な混乱も警戒され、日経平均は一時2万1,000円を割り込んだ。
明日中国で発表される2月の購買担当者景気指数が経済封鎖の影響で悪化必至と見られていてヘッジ売りが出たことも株安に拍車を掛けた。
東証は全面安で、インバウンド需要の減退で流通業者の出店意欲後退に加えて、今後のテレワークの普及により、オフィスビルのテナント集めに苦労しそうという見方から、三井不動産(8801)などの不動産株の調整が続いた。
そのテレワーク関連のブイキューブも利食い売りに押され、3日続落となった。
その他、リスク回避による1ドル=108円台への円高進行で、JDIやルネサスエレクなど電機株の下落率も大きく、企業活動の停滞によりキャリアインデックスなど求人関連も売られた。
学校休校により、学童クラブのライクキッズは朝方買われたが、後場は戻り売りに押された。
全面安の中で、クスリのアオキの2月既存店売上高が好調だったため、サンドラッグやツルハに連想買いが入った。
オリエンタルランドは3月15日までの休園を発表したことで売られた場面もあったが、悪材料出尽くし期待から小反発となった。
業種別下落率上位は不動産、情報通信、水産農林、電機、金属。上昇業種はなし。

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