TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 日銀がETF購入目安をなくすとの観測報道で後場は上げ幅縮小。長期金利誘導策の変動幅は若干広げるとの観測で金融株が高いが、不動産関連は下落
速報・市況2021年3月18日

☆[概況/大引け] 日銀がETF購入目安をなくすとの観測報道で後場は上げ幅縮小。長期金利誘導策の変動幅は若干広げるとの観測で金融株が高いが、不動産関連は下落

大引けの日経平均は30,216.75円の302.42円高、TOPIXは2,008.51ポイントの24.48ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,444、値下がり銘柄数は654。出来高は15億9,934万株、売買代金は3兆3,544億円。
前日のNYダウが初の3万3,000ドル乗せとなり、本日の日経平均は一時570円高の3万485円まで上昇した。
しかし、明日まで開催される日銀金融政策決定会合では、EFT購入年6兆円という目安をなくすとの観測報道で、後場は上げ幅を縮めた。
なお、日銀が金融機関の収益改善のため、長期金利誘導策の変動幅を若干広げると報じられたことを受けて、三菱UFJFG(8306)を始めとした銀行株は買われた。
米国FOMCメンバーによる成長率見通しの上方修正が好感され、トヨタが高い。
加えて、FOMCメンバーの予想でゼロ金利政策が2023年末まで維持されることから、過剰流動性を当て込みビットコインが上昇し、マネックスやセレスが急騰した。
眼内レンズのわかもと製薬は3日連続ストップ高となり、海外ファッション通販サイト「BUYMA(バイマ)」を運営しているエニグモは、海外渡航減少による買物代行需要増で好決算となり急伸した。
一方、ソフトバンクグループは続落となり、金利が上昇すると不動産開発資金の利払い負担が増すため、三井不動産や東急不動産、西武HDや京王電鉄は売られた。
業種別上昇率上位は銀行、証券、ゴム、ノンバンク、輸送用機器で、下落は陸運、不動産、その他製品、情報通信。

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