TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 明日からの中国の大型連休で帰省や旅行に伴い、新型肺炎の感染拡大が警戒され反落
速報・市況2020年1月23日

☆[概況/大引け] 明日からの中国の大型連休で帰省や旅行に伴い、新型肺炎の感染拡大が警戒され反落

大引けの日経平均は23,795.44円の235.91円安、TOPIXは1,730.50ポイントの13.63ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は433、値下がり銘柄数は1,660。出来高は10億4,906万株、売買代金は1兆9,516億円。
明日からの中国の春節(旧正月)休暇は30日までと長く、帰省や旅行により新型肺炎の感染が広がるという警戒感から、上海株や香港株と同様に日本株も反落した。
指数寄与度の高いソフトバンクグループが売られ、新型肺炎流行による世界経済への悪影響が懸念され、商船三井を始めとした海運株や日本製鉄などの鉄鋼株と東邦亜鉛や三井金属といった非鉄株も安い。その他、島精機や三菱重工などの機械株も安い。
楽天は送料無料分を出店者が負担することについて、「優越的な地位の乱用」と反発した出店者が公正取引委員会に調査を要請したことで売られた。
一方、米国の半導体検査装置メーカーのテラダインの決算がアナリスト予想を上回ったことで、アドバンテストが買われた。テラダインの半導体検査装置の需要を牽引したのは5G対応スマホ搭載の半導体向けだったため、5G関連のアンリツも上昇した。
商品情報管理ソフトウェアのeBASE(3835)は食品スーパーへの普及を住宅業界向けにも広げようとしていて、いちよし経済研究所が8日に新規「A」と発表し急騰した経緯があるが、その後のもみ合いを経て、再度上値追いとなった。
業種別下落率上位は海運、鉄鋼、鉱業、空運、非鉄で、上昇はノンバンクとその他製品。

関連記事