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速報・市況2024年2月15日

☆[概況/大引け] 春節明けの台湾市場でTSMCが買われ、日経平均は終盤に更に一段高

大引けの日経平均は454円高の3万8,157円、TOPIXは7ポイント高の2,591ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は505、下落銘柄数は1,107。出来高は20億1,041万株、売買代金は5兆4,919億円。
米国でシカゴ連銀グールズビー総裁が「インフレが目標である2%に低下するまで利下げを待つべきではない」との見解を示したことを受け、金利が低下し、エヌビディアなど成長株が買われた。
東証も半導体関連が買われた。
加えて、モルガン・スタンレーが人工知能(AI)事業の拡大を踏まえ、TSMCの目標株価を引き上げたため、春節明けの台湾市場でTSMCが大幅高となったことも好感され、日経平均は終盤に更に一段高となった。
レーザーテックや東京エレクトロン、ソフトバンクグループが買われた。
楽天グループ(4755)は携帯電話事業の赤字縮小で一時ストップ高。
政府クラウドのさくらインターネットは、経産省が6億円の補助金拠出と報じられ大幅続伸。
東京海上と三井E&Sは業績上方修正が好感された。
一方、ソニーグループはゲーム事業が物足りないという見方で売られた。
ルネサスエレクトロニクスは、半導体を載せる電子基板を設計するソフトウエアを提供しているアルティウムを買収すると発表したが、費用負担が警戒され下落した。
バンダイナムコは業績下方修正で大幅安。
すかいらーくは今期の事業利益計画の伸び率が低いことで売られた。原材料価格の上昇が継続し収益を圧迫すると警戒された。

業種別上昇率上位は保険、機械、石油、ゴム、不動産で、下落率上位は鉱業、紙パルプ、繊維、その他製品、陸運。(W)

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